日米オークス馬シーザリオ死す GI馬3頭を輩出

2021年02月28日

 2005年に日米のオークスを制したシーザリオが、繁殖牝馬として供用されていたノーザンファームで27日に子宮周囲の動脈断裂による出血性ショックのため死亡したことがわかった。19歳だった。


 シーザリオは父スペシャルウィーク、母キロフプリミエール、母父Sadler's Wellsという血統。主な勝ち鞍は、2005年オークス、2005年アメリカンオークス。通算成績は6戦5勝。


 繁殖牝馬として、ジャパンCを制したエピファネイア(父シンボリクリスエス)、朝日杯FSを制したリオンディーズ(父キングカメハメハ)、皐月賞を制したサートゥルナーリア(父ロードカナロア)と3頭のGI馬を輩出した。これまでに牡馬7頭、牝馬5頭の計12頭を出産しており、最後の産駒は2020年に産まれたロードカナロア産駒の牝馬となった。


ノーザンファーム 吉田勝己代表のコメント
「突然のことでただただ驚き、胸を締め付けられる思いです。日米オークス制覇の輝かしい競走実績だけでなく、初年度産駒から3冠牝馬輩出のエピファネイア、産駒が先日のサウジダービーを制したリオンディーズ、そして今年からスタッド入りしたサートゥルナーリアと、3頭の種牡馬を産んだ彼女には感謝の言葉しかありません。牧場の礎を築いてくれたシーザリオが亡くなったことは、誠に残念でなりませんが、今は安らかに眠ってほしい思いでいっぱいです」


2005年 オークス


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