馬主になるには

2019年05月04日

 馬主とは、競走馬を所有しているオーナーのことです。中央競馬と地方競馬の2つの馬主資格があり、中央競馬の馬主になるには日本中央競馬会(JRA)、地方競馬の馬主になるには地方競馬全国協会(NAR)の各競馬主催者の審査を通過し、馬主登録をする必要があります。

■馬主の種類について

馬主の登録には3つの形態(個人馬主・組合馬主・法人馬主)があります。

個人馬主 個人を馬主として登録するものであり、馬主全体の約85%を占める最も一般的な登録形態です。現在ほとんどの馬主の方が、個人馬主から馬主ライフをスタートしています。
組合馬主 3名以上10名以下の組合員がそれぞれ出資し、共同で馬主活動を行うものです。個人馬主と比較して、組合員各々に必要な所得要件が低いというメリットがあり、仲間内で馬主活動をされたい方に最適の形態です。
法人馬主 競馬事業を目的とする法人を馬主登録するものです。その代表者が個人馬主としての登録要件を満たす必要があるとともに、法人の財務内容等も審査の対象となります。また、法人馬主の代表者は、個人馬主として一定の活動経験を積んだ方でなければなりません。

■馬主になるための要件

中央競馬の要件

  所得 資産
個人馬主 過去2ヵ年1700万円以上 7500万円以上
(預貯金・不動産・有価証券など)
組合馬主 各組合員について過去2ヵ年900万円以上 組合財産として1,000万円以上

地方競馬の要件

個人馬主 直近年における所得金額が500万円以上であること
法人馬主 組合名義で300万円以上の定期預金があること
組合員各々の直近年における所得金額が300万円以上であること
組合馬主 払込済資本金又は履行済出資の総額が300万円以上であること

 中央競馬の馬主になるためには、厳しい審査要件が課されています。地方競馬は、 中央競馬より基準が低くサラリーマンの方でも十分に資格を得ることは可能です。

中央競馬の馬主について、詳しくはコチラ
地方競馬の馬主について、詳しくはコチラ

■一口馬主という選択肢について

 馬主になるためには所得と資産に関する高い要件をクリアする必要ため、馬主気分を体験してみたい方にはまず一口馬主からのスタートをおすすめします。

 クラブ法人が募集している競走馬に投資をする形になり、一口馬主の会員は馬主ではありませんが、本来馬主にしか味わうことのできない醍醐味を疑似的に味わう事が出来ます。


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