2023年01月11日
2000年の日本ダービーを制したアグネスフライトが、繋養先の社台ファームで老衰のため11日に死亡したことがわかった。26歳だった。
アグネスフライトは父サンデーサイレンス、母アグネスフローラ、母父ロイヤルスキーという血統。主な勝ち鞍は2000年日本ダービー(G1)、京都新聞杯(G3)。通算成績14戦4勝。種牡馬期間は2004年~2011年。
種牡馬としては、JRA4勝フミノヤマビコやJRA4勝ワンダーアシャードを輩出した。母父としては、JRA3勝ホッコーアカツキがいる。
社台ファーム 東礼治郎場長のコメント
「2000年のダービー馬アグネスフライトは、起立不能となり、回復の見込みが立たず安楽死の措置が取られました。
現役引退後は日高スタリオンで種牡馬生活を送り、種牡馬引退後は社台ファームに乗馬として引き取り、若いホースマンたちの指導役として活躍してくれました。乗馬引退後は2015年9月に社台ブルーグラスファームに移り、功労馬厩舎にてローエングリン、スカーレットブーケ、スティンガーたちと悠々自適な放牧生活を満喫しておりました。一昨年の夏に一度体調を崩した以外は健康状態に波がなく、ここまで丈夫に過ごしていました。年が明けて起立不能な状態に陥り、スタッフ一同懸命に治療を行い、回復を願ってきましたが本日とうとう力尽きました。26歳、最期まで立派でした。そのものを大きく変えてくれる契機になった馬でもあったと思います。
エアシャカールと体をぶつけ合いながらもハナ差で勝利をもぎ取ったダービーのゴールシーンは鮮明に脳裏に焼き付いています。祖母の代から3代続けてクラシックレースを制した血のドラマに感動しました。長きに亘り、我々と過ごしてくれたことに感謝の気持ちで一杯です。安らかに眠って欲しいと思います」
2000年 日本ダービー
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