名種牡馬フォーティナイナー死す、ユートピアなどGI馬輩出

2020年05月18日

 功労馬としてけい養されていたフォーティナイナーが、5月18日に老衰のために死亡したことを日本軽種馬協会が発表した。35歳だった。


 本馬は現役時代2歳時にG1・2勝を含む6戦5勝の成績をあげ米国2歳牡馬チャンピオンに選出され、3歳時にはトラヴァーズSなどG1・2勝など通算成績19戦11勝をあげた。引退後米国にて供用を開始し、種牡馬としては1996年に北米リーディングサイアーに輝き、1996年に日本に輸入され静内種馬場で供用を開始、2007年に種牡馬を引退し、功労馬として余生を送っていた。


 国内ではマイネルセレクト、ユートピア、アドマイヤホープがG1に優勝、母の父としても皐月賞馬エポカドーロを輩出するなど多くの活躍馬を送りだしました。また、海外ではディストーテッドヒューマー、国内ではエンドスウィープ、サウスヴィグラス、スウェプトオーヴァーボード、アドマイヤムーンなどを経て父系を広げています。


 遊佐繁基場長のコメント「5月11日、35回目の誕生日を迎え、多くのファンにお祝いのメッセージをいただいたところでしたが、突然の別れとなり誠に残念です。このような世界的な名馬を日本に導入し、そして管理することが出来たことに感謝しています。種牡馬の管理の難しさ、厳しさ、そして楽しさを教えてくれた種牡馬でした。これまでありがとうございました。心よりご冥福をお祈りいたします」


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