ダービー馬ジャングルポケット死す GI級8頭を輩出

2021年03月02日

 2001年に日本ダービーとジャパンCを制したジャングルポケットが、繋養先の北海道日高町のブリーダーズスタリオンステーションで2日に死亡したことがわかった。23歳だった。


 ジャングルポケットは父トニービン、母ダンスチャーマー、母父Nureyevという血統。主な勝ち鞍は、2001年日本ダービー、2001年ジャパンC。通算成績は13戦5勝。種牡馬期間は2003年~2020年。


 種牡馬として、阪神JF・オークスを制したトールポピー、菊花賞を制したオウケンブルースリ、天皇賞・春を制したトーセンジョーダン、JBCクラシックを制したアウォーディーなど8頭のGI/JpnI勝ち馬を輩出した。今年生まれる当歳が最後の産駒になる。


 後継種牡馬には、イーストスタッドで繋養されているオウケンブルースリ(受胎確認後30万円)やエスティファームで繋養されているトーセンジョーダンがいる。


サラブレッドブリーダーズクラブ事務局 遠藤幹氏のコメント
「昨年秋から体調を崩し治療にあたっておりましたが、残念ながら力尽き今朝死亡しました。昨年暮れに種牡馬を引退しましたが、現場スタッフからもかわいがられておりましたので、もう少し長生きしてほしかったというのが正直な気持ちです。現役時代の活躍も、種牡馬として数多くの名馬を輩出した実績も、本当に素晴らしいものでした。安らかに眠ってほしいと思います」


2001年 日本ダービー


2001年 ジャパンカップ


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