タニノギムレットが種牡馬引退 産駒に名牝ウオッカ

2020年07月18日

 GI7勝ウオッカなどを輩出したタニノギムレット(牡21歳)が種牡馬を引退することがわかった。今後は功労馬としてヴェルサイユリゾートファームで余生を過ごすことになる。


 タニノギムレットは、父ブライアンズタイム、母タニノクリスタル、母父クリスタルパレスという血統。現役時代は、皐月賞、NHKマイルCと1番人気に推されるもともに3着と惜しい競馬が続いていたが、日本ダービーでは見事1番人気に応えて優勝した。その後、屈腱炎発症のため引退した。通算成績は8戦5勝。


 種牡馬としては、初年度産駒から64年ぶりの牝馬による日本ダービーを制覇したウオッカや青葉賞(G2)を制したヒラボクロイヤルを輩出した。現時点でGI勝ち馬はウオッカのみとなっている。ブルードメアサイヤーとしては、日経新春杯(G2)など重賞3勝パフォーマプロミスや東京スポーツ杯2歳S(G3)など重賞2勝ブレスジャーニーがいる。


 血統登録された産駒は、2017年(2歳馬)は23頭、2018年(1歳馬)は20頭おり、サマーセールには1頭が上場を予定している。種付けした頭数は、2019年は16頭、2020年は4頭となっている。


タニノギムレット1歳馬一覧


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