米GI馬ディスクリートキャット死す、重賞2勝オオバンブルマイを輩出

2023年05月25日

 2006年のシガーマイルHなど重賞3勝ディスクリートキャットが、繋養されていた北海道日高町のダーレー・スタリオンコンプレックスで25日に病気のため死亡したことがわかった。20歳だった。


 ディスクリートキャットは父Forestry、母Pretty Discreet、母父Private Accountという米国産馬。主な勝ち鞍は2006年シガーマイルH(GI)、UAEダービー(G2)、ジェロームBCH(G2)。通算成績は9戦6勝。種牡馬期間は2008年~2023年(2017年から日本供用)。


 種牡馬としては、京王杯2歳Sなど重賞2勝オオバンブルマイや根岸Sを制したエアハリファなどを輩出した。


 ハリー・スウィーニィ代表取締役のコメント
「今日は私たちにとって非常に辛い1日となりました。ディスクリートキャットは、14歳となってから日本で供用が開始されましたが、それでもブリーダーの方々に受け入れられ、これまでに750頭以上の繁殖牝馬を集めました。そして、産駒は日本競馬において合計2,000万米ドルを超える賞金を獲得しています。

 また、本馬はダートサイアーとして名を馳せてきましたが、今年のNHKマイルC (G1) において勝ち馬から僅差の3着となったオオバンブルマイに代表されるような芝のエリートホースをも送り出し注目を浴びていました。  

 本馬はとても温和な馬で、私たちは彼と共に仕事をすることを喜びと感じてきました。本日のスタリオンコンプレックスは涙で溢れました。これまでの功績への感謝と安らかに眠って欲しいという気持ちで一杯です。そして、今日に至るまでサポートして頂いたオーナー、生産者をはじめ本馬に携わったすべての関係者にこの場をお借りしまして、厚く御礼申し上げます」


ディスクリートキャット産駒の一覧
母父ディスクリートキャット産駒の一覧


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