クロフネが種牡馬を引退 1歳世代が最後

2020年07月15日

 GI2勝カレンチャンなどを輩出したクロフネ(牡22歳)が種牡馬を引退することがわかった。今後は功労馬として社台スタリオンステーションで余生を過ごすことになる。


 クロフネは父はフレンチデピュティ、母はブルーアヴェニュー、母父はClassic Go Goというアメリカ産馬。現役時代は、NHKマイルカップに優勝し、ダート路線に転じた秋にはジャパンカップダートをレコード勝ちするなど芝とダートのGI制覇を達成したが、屈腱炎発症のため引退した。通算成績は10戦6勝。


 種牡馬としては、初年度産駒から朝日杯FSを制したフサイチリシャールやスプリンターズS・高松宮記念を制したカレンチャンなど8頭のGI級競走優勝馬を輩出している。ブルードメアサイアーとしては、宝塚記念・秋華賞を制したクロノジェネシスがいる。


 近年は体調が整わなかったため、2019、2020年と種付けはしておらず、2018年に種付けして血統登録された38頭の1歳世代が最後の産駒になる。セレクションセールには3頭、サマーセールには2頭が上場を予定している。


クロフネ1歳馬一覧


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